広島土砂災害消防隊員、職責まっとうも二次災害で殉職

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広島土砂災害消防隊員、職責まっとうも二次災害で殉職

 

 

広島市北部を襲った土砂災害では、救出活動に駆けつけた消防士が二次被

害に遭い、命を落とした。

 

広島市安佐北消防署の消防司令補、政岡則義さん(53)は20日午前

3時55分ごろ、「土石流が発生し、住民8人が危険な状況にある」との

通報を受け、同僚3人と安佐北区可部東の災害現場へ。

 

男児(3)を抱きかかえ、住民の避難誘導をしていたとき、再び発生した

土石流に巻き込まれ、男児の母親(42)と3人で生き埋めになった。

 

午前9時55分ごろに助け出されたが、すでに心肺停止の状態で搬送先の

病院で死亡。男児も死亡し、母親も負傷した。

 

 

昭和54年に消防士を拝命した政岡さん。

 

同僚の印象は「レスキュー隊の経験が長く、知識も豊富。非常にまじめで、

現場一筋の熱く正義感の強い人」。妥協を許さない仕事ぶりで、若手の指

導にも熱心だった。

 

平成24年7月には、非番の日に路上で事故車を発見。車内にいた重傷

者に止血や呼吸確保などの応急処置を施し、無事救急隊員に引き渡したこ

ともあった。

 

同消防署の湯出原宏副署長は「予測できない土石流に巻き込まれたのだ

と思う。最後まで職責をまっとうしてくれたが、残念でならない」と話し

た。

 

室崎益輝・兵庫県立大学防災教育センター長(防災計画)は「危険があ

っても消防士は使命感から救出に行く。だからこそ装備を万全にする態勢

が必要だ。なぜ二次被害を防げなかったのかを検証しなければ、今後の士

気にも関わる」と指摘している。

 

 

「産経新聞 WEST」より抜粋

 

 

土石流発生が午前3時55分頃、多くの住民は深い眠りに付いている頃だ

よね!!!

 

避難誘導中再度の土石流に巻き込まれて、職責をまっとうしようと殉職。

 

凄いです。

 

普通消防隊員であれば、二次災害詐害を考えて躊躇すると思いますが、目

の前に助けを求めている人がいた場合あばたはどうしますか?

 

私なら時と場合によるが、多分助けに行くと思う。

 

殉職した消防隊員にはご冥福を祈ります。

 

そして助けられた母親の心境は複雑だと思います。

 

いつ起こるかわからない自然災害。

 

起こった時のために備えは忘れずに!!!

 

 

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