御嶽山が噴火

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御嶽山が噴火

 

 

気象庁によると、27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまた

がる御嶽山(3067メートル)が噴火した。国土交通省中部地方整備局

が設置しているカメラでは南側斜面を噴煙が流れ下り、3キロを超えるの

を観測した。

 

気象庁は居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生すると予想してい

る。山頂火口から4キロ程度の範囲で噴火に伴う大きな噴石の飛散などに

警戒するよう注意を呼び掛けている。

 

長野県側の消防によると、御嶽山の登山客から119番通報が相次いでお

り、複数のけが人がいるもよう。御嶽山の複数の山小屋に、登山客が続々

と避難してきているという。岐阜県側には午後1時40分現在、けが人の

情報はない。

 

気象庁は警戒レベルを平常の1から入山を規制する3に引き上げた。

 

御嶽山は昭和54年に水蒸気爆発を起こし二十数万トンの火山灰などを

噴出。平成3年にも少量の火山灰を噴出する小規模噴火があった。

 

 

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「予測は困難」と気象庁 火砕流の発生も不明

 

御嶽山の噴火で、気象庁の北川貞之火山課長は、御嶽山では今月中旬に

火山性地震が増加したが、その他の観測データに変化がなく「噴火の予測

は難しかった」と述べた。また「火砕流が発生したかどうかは分からな

い」とした。

 

気象庁は27日、現地調査のための機動観測班を同日中に派遣すると発

表した。火山灰を採取して噴火メカニズムを分析するほか、降灰の範囲な

どを調べる。

 

 

「息苦しいほど火山灰が…」と登山客

 

「息苦しいほど火山灰が降った」。景色を楽しむ人らでにぎわう御嶽山

で起きた突然の噴火に、山小屋の関係者は驚きの声を上げ、登山客は慌た

だしく下山した。

 

9合目にある「五の池小屋」の女性スタッフによると、27日正午前に

「ゴロゴロ」「ブクブク」という聞いたことがない音がして、灰が降り始

めた。小屋の周りには灰が降り積もって、息苦しいほどだという。

 

週末とあって、30~40人の登山客が滞在していたが、警察から緊急

に下山するように指導を受け、午後2時ごろには、ほとんどの客が小屋を

出発。27日は約100人の予約があったが、すべてキャンセルになった。

 

8合目にある山小屋の女性は「噴火の音は聞こえなかったが、火山灰は

かなり降った」と話した。小屋には一時100人ぐらいの登山客が避難し

てきたが、午後2時には慌ただしく下山を始め、ほとんどいなくなったと

いう。7合目までロープウエーで上ることができる。

 

 

7人意識不明、死者情報も

 

27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(30

67メートル)が噴火した。

 

政府が開催した関係省庁会議で、長野県は被害を重傷が8人でうち7人が

意識不明と報告。未確認としながらも死者がいるとした。山頂付近などに

は一時250人超の登山客らが取り残された。

 

御嶽山の噴火はごく小規模な噴火だった2007年3月以来。

 

警察庁によると、負傷者は計8人。長野県側が6人でうち4人が火山灰

で生き埋めになり、岐阜県側が2人。長野県警によると、噴煙は上空約1

キロまで上昇、山頂付近で火山灰や噴石が降るのを確認した。

 

国土交通省中部地方整備局が設置したカメラは、南側斜面を噴煙が3キ

ロ以上にわたり流れる様子を記録。

 

専門家は「火砕流があったと言える」と指摘するが、気象庁は27日の記

者会見で「火砕流が発生したかどうかは分からない」とした。

 

また、火口から4キロ程度の範囲で大きな噴石の飛散の危険があるほか、

火山灰が風に乗って居住地域の近くまで影響を及ぼす恐れもあると、警戒

を呼び掛けた。

 

 

「産経ニュース」より抜粋。

 

 

御嶽山の噴火。

 

4人が火山灰で生き埋めとなっているようだが、無事を祈ります。

 

自然災害は突然起きます。

 

なので起きた場合に、その場所で起こり得る備えが大切です。

 

つねに緊急非難用具等は持って行動した方がいいと思います。

 

 

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