「美味しんぼ」“鼻血は被曝”を検証

社会美味しんぼ, 被爆線量, 鼻血社会, 被爆線量, 鼻血

社会

「美味しんぼ」“鼻血は被曝”を検証

 

今回は記事が長文のため、さきにコメントします。

 

昔は「美味しぼ」のファンでした。

 

作品もマンネリ化して、いつの間にか止めた。

 

売り上げを伸ばすための誇大表現?

 

作者が取材中、鼻血が出たと言う証言があったかもしれないが、そ

れを放射線量の被爆に結びつけるのは、いかがなものか?

 

読者はこのマンガを読んでも鵜呑みにしないように!!

 

世界中の食べ物にも少なからず被爆しており、それを皆さんは食べ

ているのですから!!!

 

これで『週刊ビッグコミックスピリッツ』は、売り切れて会社は儲

かりますね!!!

 

 

 

「美味しんぼ」漫画のような事実はあるのか

 

 

小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』の漫画「美味 おいしん

ぼ」で、東京電力福島第1原発事故による放射線被曝が原因で、福

島で鼻血が出た人がたくさんいるなどの描写があった。

 

放射線の体への影響は既に多くのことが分かっており、漫画に描か

れたような事実はあるのか。被災地の復興のためにも合理的な判断

と冷静な対応が求められている。

 

 

1000ミリシーベルト超で急性障害

 

 

鼻血は、放射線による急性障害の場合に出ることが知られている。

 

被曝で骨髄の造血能力が著しく抑制され、白血球や血小板が減少す

ることで出血しやすくなるためだ。

 

ただ、急性障害は一度に1千ミリシーベルト以上の放射線被曝をし

た場合に起こるとされる。

 

東電によると、今回の事故以降に現場作業に携わった人でも一度

に1千ミリシーベルト超の被曝をした人はおらず、これまでの累積

被曝線量でも1千ミリシーベルト超の人はいない。

 

廃炉作業にかかわる作業者に鼻血が多発するような事例もないとい

う。

 

福島県の調査では、放射性物質の降下量が多かった飯舘(いいだ

て)村や浪江町を含む相双地域の住民が事故後、

 

約4カ月で受けた推定の外部被曝線量は10ミリシーベルト未満が

99・8%、10ミリシーベルト超は127人いたが、最大で25

ミリシーベルトだった。

 

漫画では、登場人物が第1原発構内の見学後に鼻血を出し、疲れ

やすくなったとする描写がある。

 

記者も今年2月、同様の見学をしたが、同行者で鼻血を出した人は

いなかった。

 

記者自身、疲れやすくなったということもない。

 

見学では構内に入る前に個人線量計をつけ、構内でどれだけの線量

を浴びたかを調べる。

 

記者の場合は0・01ミリシーベルトで、航空機旅行「東京-ニ

ューヨーク」(片道)の10分の1の線量だ。

 

もちろん、事故後に福島県内で鼻血が出た人はいただろう。

 

鼻血は高血圧や動脈硬化など循環器系の病気や腎臓・肝臓病などで

も出やすくなる。

 

ワーファリンなどの抗凝固薬を服用している人や女性では生理中に

出やすい。

 

また、知らないうちに鼻をぶつけたり、風邪などで鼻に炎症ができ

ても鼻血は出る。

 

 

影響小さい低線量

 

 

漫画ではまた、低線量被曝の健康影響を心配し、前双葉町長の「今

の福島に住んではいけない」との言葉を紹介している。

 

福島に住んでいる人や福島への旅行を計画している人の中には不安

に思った人がいるかもしれない。

 

ただ、100ミリシーベルト以下の低線量被曝の健康への影響に

ついては100年近くも研究されており、極めて小さいことが分か

っている。

 

現在、福島県で暮らす人々が原発事故によって余分に受ける放射線

量は年間1ミリシーベルト程度で、健康への影響が心配される数値

ではない。

 

リスクコミュニケーション(リスコミ)を研究する「リテラジャ

パン」代表で、原発事故後、飯舘村のアドバイザーを務めた西沢真

理子さんは

 

「事故後、リスクを正確に伝えるリスコミが適切になされなかった

ことで、放射線のリスクを正しく認識できない人が今も多いのは残

念」と指摘。

 

そのうえで、「放射線に発がん性があるのは確かだが、健康への影

響は量で考える必要がある。

 

低線量被曝の場合、喫煙や野菜不足よりもがんになるリスクが低く、

現在の福島が心配されるような状況ではないことを理解してほし

い」と話している。

 

 

放射性物質は通常の食品にも

 

 

今回の件で、福島県の農水産物への風評被害が心配される。

 

しかし、農水産物は生産・出荷などの実態に応じて計画的に行うモ

ニタリング(監視)検査が実施され、安全を確認したうえで出荷さ

れる仕組みとなっている。

 

原発事故と関係なく、放射線を出す放射性物質は通常の食品にも

含まれる。

 

中でもカリウムに含まれるカリウム40からの放射線が一番多い。

 

食品1キロ当たりに含まれるカリウム40は、ホウレンソウ200

ベクレル。

 

魚 100ベクレル。コメ 30ベクレル。ポテトチップス 40

0ベクレル。

 

カリウムは人間にとって必要な栄養素で、かつ、いずれ排泄され、

健康なら体内で一定量以上にはならない。

 

 

「産経新聞」より抜粋。