さらば石原慎太郎 引退会見
「尖閣の中国公船、私なら追っ払う」
引退会見の模様を一部紹介します。
「言いたいこと言い、憎まれて死にたい」
--週刊誌で「シナと戦争して勝つこと」と発言。文学者としての発言なの
か、政治家としての発言か。日本政府が尖閣諸島を国有化した後に海域の緊張
が続いている
「私が首相なら追っ払う。ある週刊誌のインタビューで『一番したいこと』
を聞かれたので『シナと戦争して勝つこと』と。私は日本人として言った」
--衝突が起きてもいいのか
「衝突を仕掛けているのは中国だ。けんか仕掛けているのは向こうだ。日本
の領海に入っているのはシナ人の方だ。頭を冷やした方がいいよ、シナの人
は」
--メディアには政治家をどう扱ってほしいか
「お互い人間だから問われたことに対して簡潔に分かりやすく話したか話さ
なかったかはある。メディアも相手の言論に対する理解力が足りないと思う」
--政界を引退したらヨットレースをするか
「今でも暇な時は乗っている。今年の夏も2つほどレースで優勝した。来年
もまだ生きてて元気だったらレースの試合をしたいと思う」
--若い芸術家の育成以外にトライしてみたいことがあれば
「新しくつくった財団で、アラブとか東南アジアとか、日本人と違った感性
を持っている若い芸術家がいるから、そういう人たちに日本に来てもらい、刺
激を受けて、新しい芸術を世界のために展開してもらいたい。その手伝いをで
きるだけするつもりだ」
心残りは憲法が一字も変わらなかったこと
--政治生活で成し遂げたことは何か。心残りは何か
「小さなことで都知事の立場でやれたことはいくつかあった。ただ、痛快だ
ったのは日本の経済使節団が中国に行った。周恩来が『これからいかなる日本
人も歓迎する』と言った。経済人が『青嵐会も歓迎するか』と聞いたら、周恩
来が呵々大笑(かかたいしょう)して『私は彼らを非常に評価している。青嵐
会の人たちは昔の日本人ですね』と発言したそうだ。心残りは憲法が一字も変
わらなかったことだ」
--都知事時代に東京五輪招致の道筋をつけた
「都知事時代に招致運動で敗れはしたが、一回灯したたいまつだからもう一
回火をつけようということで、在任中だったがもう一回チャレンジをすること
を権限で決めた。皆が頑張って、世界の情勢もずいぶん変わったのだろうが、
東京に決まったということで、たいまつの火を消さずにいてよかったなあと思
っている」
--憲法改正に対する国民へのメッセージは
「もう一回前文だけでも読み直してもらいたい。あんな前文を持っている憲
法は世界中にない」
--今の心境は
「いくつで死ぬか知らないが間もなく死ぬのだろう。死ぬまでは言いたいこ
とを言って、やりたいことをやる。人から憎まれて死にたいと思う」
石原慎太郎らしい会見でした。
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