携帯電話の通信記録を分析へ

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携帯電話の通信記録を分析へ

 

韓国で起きた旅客船の沈没事故で、合同捜査本部は、事故当時、乗 客や乗員400人余りが携帯電話でやり取りしたメッセージなど、

通信記録を押収し、船が傾いた際の状況や、船内放送の内容などを 詳しく分析して、避難誘導が不十分だったのではないかという見方 の裏付けを進めています。

 

修学旅行中の高校生300人余りを含む乗客乗員476人を乗せて 韓国南部の海上を航行中だった旅客船、

セウォル号(6825トン)が今月16日に沈没した事故は、船内 の捜索活動が進められており、これまでに高校生など87人の死亡 が確認され、215人の安否が分かっていません。

 

海洋警察と検察の合同捜査本部は、旅客船の船長や、事故当時、船 長に代わって操船していた3等航海士など、3人を、乗客の救助を 十分に行わなかった疑いなどで逮捕し、調べを進めています。

この事故では、船が傾くなか、乗客に対してその場にとどまるよう 呼びかける放送が何度も流れていたことが乗客の証言で明らかにな っており、

合同捜査本部の当局者は、乗客や乗員400人余りが携帯電話でや り取りしたメッセージなど、当時の通信記録を押収したことを明ら かにしました。

捜査本部では、通信記録を分析することによって、船体がどの時点 でどれくらい傾いていたのかや、

 

船内放送が、いつ、どういう内容で流されたのかなどを詳しく分析 し、容疑の裏付けを進めることにしています。

また、旅客船を運航していた船会社の経営者や社員、それに貨物の 積み込みに携わっていた関係者など合わせて44人の出国を禁じた ことも明らかにしました。

捜査本部は、こうした関係者から事情を聞いて、船会社が乗員を対 象に避難誘導訓練を適切に実施していたのかや、

積み荷が安全に固定されていたのかなどについても、捜査を進めて います。

 

まだ希望を捨てていない

 

今回の沈没事故で捜索の拠点となっているチンドの港には、行方不 明となっている高校生らの家族たちが大勢集まっていて、生存の知 らせがもたらされることへの望みを捨てていません。

このうち、修学旅行のためにセウォル号に乗っていた高校生の息子 の行方が分からなくなっているという母親は、「事故はニュースを 見て知りました。

息子は、体が不自由な父親の面倒を見てくれていましたし、私のい うこともちゃんと聞いてくれるよい子でした。

私はまだ希望を捨てていません。息子に会いたいです」と話してい ました。

 

また、高校生の姉は、「弟からの最後の連絡は、16日の午前1時 ごろ、

『ちゃんとやっています』と携帯電話に送られてきたメッセージで した。

なぜ、まだ救助ができていないのでしょうか。早く救助してほしい です」と述べ、捜索に時間がかかっていることにいらだちを示しま した。

「NHK NEWS WEB」より抜粋。

 

しかしこのニュースを観て、「船が傾くなか、乗客に対してその場 にとどまるよう呼びかける放送が何度も流れていた」とありますが、

船が傾いているということは沈没の可能性があるよね!!

その状況下で、その場にとどまるよう呼びかけるのはいかがなもの でしょうか?

まずは甲板に出るよう呼びかけるのが本当ではないでしょうか?

韓国の緊急時の対応はお粗末ですね!!!

もちろん旅客船の会社は悪いですよ。

でもその前にそういう会社を運営させていた国の責任は重大だと思 います。

 

 

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