率直で圧倒的な「吉田調書」公開
産経新聞は、東京電力福島第1原発事故に関し、政府事故調査・検証委員
会が吉田昌郎所長から聴取した「吉田調書」の全文を入手しました。
聴取は事故発生から5カ月後から計13回行われ、最終報告は約400
ページにも及ぶ膨大な分量ですが、読み始めると止まらないほど証言は率
直で圧倒的です。
悪化する事態への焦燥感、当時の菅直人首相ら官邸の介入に対するいらだ
ちも、吉田氏は隠すことなく生々しく語っています。
不思議なのは、同じ調書を入手した朝日新聞が、吉田氏自身が明確に否定
しているにもかかわらず、現場関係者が吉田氏の命令に背いて「撤退」し
たと断じていることです。
産経新聞は全10回で調書の詳報を報じていきますが、いまだに政府は
「吉田調書」を全面開示していません。これまた首をかしげざるを得ませ
ん。(政治部編集委員 佐々木美恵)
「産経ニュース」より抜粋。
日本で有ってはならない重大災害が起きた、あの東京電力福島第1原発事
故。
そこの現場の所長である吉田氏の事情調書(吉田調書)が公開されてよう
です。
産経新聞ではその詳報を10回に分けて報じるそうなので、私はこの「吉
田調書」は、未来の人たちにも現場の指揮官の取った行動がいかに大変な
のかを思い知らせるために、このブログ通して配信して行きたいと思いま
す。
コメント