USJ「ハリポタ」新エリアは世界一

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USJ「ハリポタ」新エリアは世界一

 

USJ「ハリポタ」新エリアは世界一…凄さの“秘密”は京都にあ

った。

 

さて、今回の本コラムは巷(ちまた)をにぎわしている、あのエン

ターテインメントの王道のお話です。

 

ハリウッド映画のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパ

ン(USJ)」(大阪市此花区)で15日、全世界で累計4億部以

上の売り上げを誇る児童文学の傑作で、映画シリーズも大ヒットし

た「ハリー・ポッター」の世界を再現した新エリア「ウィザーディ

ング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」が開業しました。

 

初日にはトラブルもあったものの、首都圏からの徹夜組も含め、開

業前に約3000人が行列を作るなど、予想以上の凄まじい人気ぶ

りを見せつけました。

 

そして開業前日の14日、メディア向けの内覧会があり、記者も参

加したわけですが、実はわたくし、USJがまだ寒風吹きすさぶ、

だだっぴろい更地だった1999(平成11)年からUSJを担当

(当時は経済部所属)し、

 

2001年3月31日の開業を見届けた後もUSJを定点観測しつ

つ、異動先の京都総局では「東映太秦映画村」でおなじみ、日本映

画のルーツで知られる太秦(うずまさ)をウオッチ。

 

そして京都総局で丸3年勤務した後、米国のロサンゼルス支局長と

して今度はUSJの本場、ハリウッドで丸2年、大手映画会社やレ

コード会社といったエンタメ産業を中心に取材しておりました。

 

というわけで、今回の本コラムは、ハリウッドから太秦まで取材し

尽くしたUSJの“自称名誉担当”の視点で、ハリポタの新エリア

やUSJについて語ってみたいと思います。

 

 

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USJトリヴィア、あの場所こそ“中心”

 

既に現地を楽しまれた方も少なくないとは思いますが、まずはハリ

ポタの新エリアのお話から。

 

園内に入り、北に向かって進むと、スヌーピーやハローキティとい

った子供の好きなキャラクターを集めた家族向けエリア「ユニバー

サル・ワンダーランド」と、

 

ジョーズのアトラクションがある「アミティ・ビレッジ」の間に、

巨大な岩が立ち並ぶ大きな広場が見えてきます。ここがハリポタの

新エリアへの入り口です。

 

ここで“USJトリヴィア”ですが、実は、USJの建設工事で一

番早く完成した建物も、アミティ・ビレッジ近くの小さな小屋だっ

たのです。

 

好天でしたが、北風が強い冬の日でした。コートを着込み、ヘルメ

ットをかぶり、広大な更地にぽつんと立つ小屋を眺めながら「大阪

にユニバーサル・スタジオなんかホンマにできるんかいな…」と失

礼なことを考えたことを思い出しました。

 

そんな新エリアへの入り口ですが、ハリポタ・ファンならご存じだ

と思います。

 

映画の3作目「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(2004

年)で、ハーマイオニーがマルフォイにパンチを喰らわせた場所が

ここですね。映画通り、忠実に再現されています。

 

ここから、両脇に背の高い木々がうっそうと茂る小道を歩いて行き

ます。けっこう歩くのですが、その時間が気分を盛り上げます。

 

そうこうするうちに、あの映画の2作目「ハリー・ポッターと秘密

の部屋」(02年)で暴れ柳に激突したぶっ壊れるなど、ハリポ

タ・シリーズでは有名な空飛ぶ自動車、英フォード・アングリアが。

 

やっぱりぶっ壊れたままで、フロントガラスには大きなヒビが入っ

ています。この時点で気持ちはすっかりハリポタ・ワールドに突入

です。

 

 

“魔法”も体験できる!

 

そして遂に新エリアに到着!。

ロンドンのキングス・クロス駅からハリーら「ホグワーツ魔法学

校」の生徒たちを乗せ“魔法使いの住む村”であるホグズミート村

の玄関口「ホグズミート駅」まで運行するあの「ホグワーツ特急」

が煙を上げています。

 

もちろん制服姿の車掌さんもいて、記念写真もOK。

凄い。しかしこんなことで驚いている場合ではありません。見渡す

と、屋根に雪を頂いた灰色の石造りの小さな洋風の家々が立ち並ぶ

「ホグズミード村」が眼前に広がります。

 

まさしく映画でみたままです。そしてこの家々がハリポタ・グッズ

の販売店なのです。

 

いたずら道具やジョーク・グッズのほか、ホグワーツ魔法学校の制

服や魔法用具、文具、マフラー、ネクタイ、さらに映画に登場した

カエルのチョコレートや、鼻クソ味や耳あか味などがある百味ビー

ンズなども売られています。

 

カラフルでおしゃれな店内もハリポタの世界観をうまく表現してい

ます。

 

近くで見ると雑なハリウッド vs 黒澤流“神は細部に”の京都・太

秦新作映画の試写が、一般の映画館だけでなく、けっこう各社のスタ

ジオ内で行われるので、撮影で使われたセットの中を通ったりする

のもしょっちゅう。

 

業務用エレベーターに有名なハリウッド女優が飛び乗ってきたこと

もありました。

 

また、ハリウッドのユニバーサル・スタジオには大きなコンサート

会場があるので、しょっちゅう入り浸ってました(フォリナーやス

ティックスやホワイトスネイク、パット・メセニーの公演を観まし

たよ)。

 

そうした経験から言わせてもらえば、ハリウッドの映画のセットは、

遠目からみると良くできているのですが、近くで目を凝らすとけっ

こう雑に作られていることが多いのです。

 

いわゆる米国的な大味感満載。違う言い方をすれば、カメラに収ま

れば綺麗に見えるよう、巧みなトリック(この発想が進化してコン

ピューターを駆使したCGや特殊撮影を生んだ)を使っているとも

言えるでしょう。

 

 

魔法の箒またがり飛び回れる!

 

そして驚嘆といえば、この「ホグワーツ城」に入り、場内の校長室

や教室、映画とそっくりなしゃべる肖像画の部屋などを抜け、目玉

のアトラクション(遊戯施設)「ハリー・ポッター・アンド・ザ・

フォービドゥン・ジャーニー」です。

 

最新の「4K」映像の技術を駆使した「ライド型」(乗り物が動

く)アトラクションですが、

 

USJ内での例えで言えば「スパイダーマン」の迫力や物語性と

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のスピード感や疾走感を融合

した唯一無二の内容といえるでしょう。

 

 

魔法の箒(ほうき)にまたがって飛び回るハリーやロンたちと一緒

にホグワーツ城の上空に舞い上がり、

 

映画の1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」(01年)に登場す

る架空の球技「クィディッチ」の競技会場の上空などを猛スピード

で飛行する“冒険の旅”ですが、

 

もはや3D眼鏡をかけなくてもこれほどスリリングでリアルな映像

体験ができるとは驚きです。

 

おまけに座っている椅子が約90度、ぐるんと上に回転し、体が水

平もしくは頭ちょっと下向きになる局面もあり、筆舌に尽くしがた

い体験ができます。

 

あまりの素晴らしさに3回も乗ってしまいました…。「世界最高の

アトラクション」といううたい文句に偽りはありません。

 

 

「産経ニュース WEST」より一部抜粋。

 

東京デズニーランド・デズニーC・USJ。

実のところまだ行ったことがありません。・・・

このニュースを読んで、ハリポタファンなので死ぬまでには絶対行

きます。

それまでは在りますように。

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