コンビニおでんの勝者は夏に決まる

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コンビニおでんの勝者は夏に決まる

 

 

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「つゆ改良」に各社躍起

 

残暑が厳しいこの季節、まだ「おでんが恋しい」とは言い難いが、大手コ

ンビニエンスストアのレジ前では早くも“おでん戦争”が繰り広げられて

いる。

 

消費者はなかなか気付かないかもしれないが、実はコンビニおでんの“つ

ゆ”や“タネ(具材)”は毎年リニューアルが図られ、8月~9月にかけて

各社一斉に「その年の味」が出揃うのだという。

 

コンビニ業界の専門紙『コンビニエンスストア速報』編集長の清水俊照氏

が解説する。

 

「8月も中旬を過ぎると気温が徐々に下がり、温かいおでんのニーズが高

まってくるため、コンビニ各社は早めに商材強化を行うわけです。

 

毎年新しい味に変えるのは、品質のレベルアップはもちろん、消費者を飽

きさせないようにするため。

 

リニューアルの決め手になるのは、なんといっても“つゆのダシ感”。コ

ンビニおでんのつゆは当初は1種類しかありませんでしたが、今では地域

によって昆布や煮干、鰹節など使用するダシの素材を変えています。

 

全国チェーンのコンビニでは地域ごとに最多で7種類のつゆがあります」

 

清水氏によれば、各社ともつゆの開発はすでに来年版のものに着手してい

るというから驚きだ。では、大手4社の気になる『2014年版おでん』の特

徴を紹介しよう。

 

 

【セブン―イレブン】

 

つゆのダシに最も定評のある同社だが、今年はさらに進化させている。鰹

節は漁獲したかつおを凍結しないまま専用工場で焙乾加工しているため、

だしのうま味や風味が一段と増したという。

 

大根・たまご・ちくわの定番具材の品質も向上させた。9月から野菜メニ

ューを増やすとの情報もあり。

 

 

【ローソン】

 

つゆは焼津産の鰹節を「荒削り・薄削り・粗挽き」と段階的に抽出する

(追いがつお製法)で“旨み”をアップさせている。

 

また、店舗でおでんを仕込むときに鰹節を入れることで、よりだしの風味

と香りが楽しめるという。具材のイチオシは、北海道や鳥取にある「ロー

ソンファーム」でミネラル栽培された大根だ。

 

 

【ファミリーマート】

 

全国を5地域に分け、嗜好性に合わせたつゆを提供。中にはチキンスープ

(東北など)や豚足(沖縄)を加えて旨みをアップさせている地域もある。

 

具材は80円、90円、100円、120円、200円と5種類の分かりやすい価格設定

に変更。電子レンジでそのまま温められる容器に順次変更するなど工夫を

凝らす。

 

 

【サークルKサンクス】

 

つゆは焼津産鰹節のほか、高級感のある「枕崎産鰹本枯節」を使用して風

味を増した。

 

定番具材は素材や調理法を見直してレベルアップ。さらに、「ねじり焼き

ちくわ」(10月14日発売)や「鶏はらみ串」(11月18日発売)などの“変

わり種具材”を毎月投入し、飽きがこない商品ラインナップを展開してい

くという。

 

各社が試行錯誤を重ねて、ますます味の進化を遂げるコンビニおでん。前

出の清水氏に「食べ比べ」の注目点を聞いた。

 

「今の時期はどのチェーンも“70円均一セール”などを行って味のお披露

目をするので、食べ比べのチャンスです。

 

具材はやはり定番で売れ行きベスト3の<大根><玉子><しらたき&こ

んにゃく>を食べてみるのがいいでしょう。

 

コンビニにとっておでんは秋冬の売り上げのカギを握るわけではありませ

んが、手のかかる商材ですので、おでんの展開がきちんとできている店は

運営能力が高いといえます」

 

近年、個食化や健康志向の高まりで、出来合いのおでんを家庭に持ち帰っ

ておかずにする人も多い。さて、今年はどのコンビニおでんが最も多くの

リピーターを獲得することができるか。

 

 

「NEWSポストセブン」より抜粋

コンビニおでんは夏に決まるとは知らなかったです。

 

私はセブンイレブンの「おでん」が好きです。

 

ローソンの「おでん」はつゆが味気ない気がします。

 

消費者を飽きさせないように毎年味を変えているなんて知らなかったです。

 

先日会社の同僚が、ローソンの「おでん」の味が、前より美味しくなった

って言ってました。

 

今度ローソンの「おでん」食べてみます。

 

 

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