マー君「早く手術すべきだ」とやまぬ大合唱
野球選手がキャッチボールをしただけでトップニュースになるのは、
メジャーでも今、ヤンキースの田中将大投手(25)の他にいない
のではないか。
右肘靱帯の部分断裂でDL入りしている田中将が開始した、本格的
なリハビリの一環。他の靱帯を右肘に移植して再建する「トミー・
ジョン手術」を、チームドクターを含む3人の専門医が下した判断
は「回避」。
だが、別の専門医や肘を故障した経験者から発せられた「すぐにで
も手術を受けるべきだ」の声は今もってやまない。
まず、全米を揺るがし続けるキャッチボールの内容は-。ヤンキー
スタジアムの平らな外野グラウンドを使って、4日には27日ぶり
にボールを握り、5メートルのトスから始めて60フィート(約1
8メートル)まで距離を延ばして計50球。
翌5日は同じ18メートルをやや力を入れて50球。6日は休み、
7日にロスチャイルド投手コーチと最長90フィート(27メート
ル)を25球。次第にしっかりしたキャッチボールになってきた。
隣にはトレーナーが付きっきりで、1球ごとに右肘の具合を確認す
る姿が見られた。
田中自身は「投げる前はわくわくしていた。久しぶりボールを投げ
られたので、いい時間が過ごせた。不安は特になかった」と笑顔が
戻ってきた。見守るジラルディ監督も「すべてはうまくいってい
る」と喜んだ。
キャッシュマンGMは復帰時期を「目安はあっても言えない」とし
ながらも、「(9月で)間違いない」とまで言い切った。
7月14日に、組織の修復、再生を目指して自身の血小板を使った
PRP(多血小板血漿)療法の注射を受けた。その後、痛みは引い
てきたという。
キャッチボールを行う姿やその表情を見ていると、リハビリは順調
そのものに見える。だが、今後の田中将を考えると、安心してばか
りもいられない。
米メディアにはさまざまな意見が寄せられている。
ESPNには専門家と称するメールが殺到。「たとえ今季中に復帰
できたとしても、また肘を痛めることになる。そうなる前に手術す
る方がいい」「PRPは損傷した靱帯を100%元に戻すことはで
きない。手術しないのならまた痛くなる」…など。
右肘の状態が戻り、今回のDL入りから無事復帰して、マウンドに
立てるようになったとしても、再びパンクしてしまう可能性は高い
という。そうなれば、もう復活の道は「手術」しか残されていない。
ヤンキースと田中将はこの先、難しく、微妙な決断を迫られていく
ことになる。
ニューズデー紙は「9月に戻ったとしても将来のけがのリスクは非
常に大きい。手術すれば2015年、彼はいなくなる。7年1億5
500万ドル(約160億円)の契約を結んだチームにとって、そ
れは厄介な先行きだ」と伝えた。
1日も早く手術すべきなのか。昨年6月、メスを入れたカブスの藤
川は14カ月、437日で戻ってきた。
「産経ニュース」より抜粋。
ヤンキースのマー君、右肘靱帯の部分断裂でDL入り。
厄介ですね!!!
手術をしないでPRP療法を選択したようだが、不安を残しながら
毎年勝負して短命で終わるよりも、手術して1年間棒に振ってでも
長期間勝負したほうが、彼にとって楽であろう思う。
スターである自分のプライドがそうさせたのかな~。
どっちにしろ最後まで燃え尽きてください。
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